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一般人も坐禅堂で坐禅ができる寺

2018年12月2日

禅僧たちが厳しい

修行に打ち込む禅の

専門僧堂。

 

福井の大本山永平寺などの

修行僧の生活をテレビなどで

見た人もいるでしょう。

 

その修行の中心となる

坐禅をする場所は坐禅堂といい

本来、

修行僧以外は足を踏み入れる

ことはできません。

 

一般人を対象に坐禅会が

開かれる場所は

他の建物で行われるのが

通常です。

 

ところが、

金沢の長坂町の大乗寺では

一般の参禅者が修行僧と

一緒に坐禅堂で坐禅することが

できるのです。

 

しかも毎日!

 

金沢市長坂町 大乗寺

坐禅道場御案内 http://www.daijoji.or.jp/zazen.html

 

 

 

 

毎朝誰でも参加できる

 

全国に曹洞宗の専門僧堂は

約30ありますが、

大乗寺のように一般人を

受け入れる坐禅堂は他になく

やはり坐禅を行う臨済宗でも

そのようなケースは聞いたことが

ないそうです。

 

大乗寺では朝の坐禅は

午前4時半から1年365日

欠かすことなく行われます。

 

 

日曜坐禅会のようす

 

 

 

禅と講和による日曜坐禅会も

毎日曜欠かすことなく

午後の1時半から開かれます。

 

どちらも誰でも参加することができ

30年以上続いているのです。

 

 

世界に開かれた寺

 

 

創建750年を超える古刹で

ありながら観光寺院には

なることなく、

求道心(ぐどうしん)の

ある人に開かれた大乗寺の

存在には金沢の宗教的風土

として定着し、

日曜坐禅会には40人近い人が

訪れます。

 

このオープンな気風は

2013年に大乗寺を本部として

「世界禅センター」が創設

されたことにもつながります。

 

 

 

 

 

 

禅は今や世界に広まっているが

その実態は把握しきれていない。

数年かけて世界の禅の実情や、

多宗教との関わりも調べ、

互いの連絡、交流につなげたい」

と住職は話します。