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軒下にトウモロコシ をつるすワケ

2018年11月25日

軒下にトウモロコシ
をつるすワケ

 

 

本日は11月の3連休最終日。

週間天気予報では土曜・日曜日は

雨の予報だったのですが、

晴天で穏やかな着物日和でした!

 

金沢きもの花恋では

この3連休で431名のお客様に

ご来店頂き感謝申し上げます♡

 

怒涛の3日間で

ヘアセットの待ち時間が若干発生したり

細かい心配りが出来なかった事

心からお詫び申し上げます。

 

また、

メール・お電話にて予約のご依頼を

頂きましたお客様

満席でご案内が出来なかったり、

ご来店時間の変更をお願いしたりと

ご迷惑をお掛けしたこと

重ね重ねお詫び申し上げます。

 

 

さて、

本日は「儲け(もう毛)」話を

ご紹介させていただきます。

金沢の街を散策してみると

民家の軒先につるされた

トウモロコシを見かける

ことがあります。

これは東山1丁目の

真言宗観音院で毎年

(かんのんいん)

旧暦7月9日に行われる

「四万六千日しまんろくせんにち」

縁起物のトウキビ(トウモロコシ)

です。

 

 

 

 

 

金沢には

このほかにも軒先に

つるすとご利益がある

という縁起物が数あり

門守り(かどもり)の

風習が多彩に

受け継がれています。

 

 

毛が多いほど「もうけ」

 

 

 

 

観音院の「四万六千日」は

藩政期以来の宗教行事とされ

この日に参詣すると

4万6000日分、

年数に換算するて

126年分の功徳があると

されます。

境内では

観音院で祈祷を受けた

トウモロコシ数百本が

縁起物として販売され

参拝者は軒先に1年間

つるしてカスカスに

乾いたものを同院に納め

青々とした新しいものを

買い求めて

再び軒先につるすのです。

トウモロコシは

一種のお守りとして

無病息災や商売繫盛、

厄除け、家内安全、

マメ(粒)が多いから

マメに働けるなど

 

 

 

 

さまざまなご利益が

るとされています。

トウモロコシに

生えている毛がフサフサして

多いほど

「もうけ(毛)」があるとも

いわれます。

 

 

多彩な門守りの風習

 

 

目を凝らして街を

歩いてみてください!

玄関先につるされた

アジサイがみつかるかも

しれません。

金沢市史民俗資料を

ひもとくと

アジサイには家内安全や

金運向上などのご利益があり

他人の家から取ってくるのが

しきたりとされています。

魔除けや雷除けにつるす

魚のハリセンボンのほか

イワシやボラの頭、

チマキなど軒先の

門守りを探してみるのも

面白いかもしれません