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金沢きもの花恋 巨大オブジェの謎を解く!

2018年11月20日

金沢きもの花恋

巨大オブジェの謎を解く!

 

 

 

ご来店のお客様に頻繫に

「金沢駅前に鉄の塊オブジェが

置いてあったけど、あれは何?」

とご質問が御座います。

 

金沢在住でありながら

見たことはあっても

正体不明の物体の正体!

「塊魂」か?

 

金沢きもの花恋STAFFで

TEAM「突撃探検隊・かれん」

を結成し調査して参りました

 

 

調査報告書をご覧下さい

 

 

金沢駅通りは

アート作品を数多く目にする

通りでもあります。

 

駅から武藏交差点に

向かって進行方向の左手を

歩いていくと、

4カ所に個性的なデザインの

オブジェが置かれています。

 

これらのオブジェは

「金沢・まちなか彫刻作品

国際コンペティション」の

入賞作品です。

 

2004年の金沢21世紀美術館の

オープンに合わせるように

金沢市では2004年と2006年に

アート作品の国際コンペを開催しました。

 

そして、

その時に入賞したオブジェを

金沢駅通りに常設展示しています。

 

最初に目に飛び込んでくるのは

大きな球体のオブジェです。

はじめて見る観光客の皆様は

「なに?これ!」と

思われるかもしれませんね。

個性的なデザインに

思わずニッコリとしてしまうような

作品です。

 

CORPUS MINOR#1

作:ヤンネ・クリスティアン・ヴィルックネン

  (フィンランド)

 

「CORPUS MINOR#1」という作品で、

2005年3月に金沢駅の完成時に設置されました。

高さ3.8メートル、重さ6.5トンあります。

 

鉄製のため赤さびに覆われて

近代的な街並みの中で異様な

趣を漂わせています。

さびていて汚らしい?

しかし

このさびは作者の計算づくの

ものなのです!

 

作品には

「錆による風合いの変化は

街の発展や時代の変化を

象徴するものです」

という制作意図が添えてあります。

 

 

金沢駅通りの中間あたりには

塔のようなオブジェが立っています。

 

 

 

The Sundial(日時計)

 

作:パルトゥオミィエイ・ストゥージク氏 

 (ポーランド)

 

昼間の時間帯に陽光が降り注ぐ

位置に設置されています。

 

 

FUGA(風雅)

 

作:阿部 守氏 (福岡)

 

武藏交差点の近くまで行くと

芝生の上に置かれている

黒い丸石のベンチが目に留まりますが、

この丸石のベンチも国際コンペの

入賞作品です。

 

 

BREAKFAST

 

作:岡村光哲氏 (埼玉県)

 

近江町市場のある

武藏交差点の角には、

ナイフで食パンをカットする

作品が置かれています。

 

オブジェのとなりに

ベルギーチョコレートの専門店が

位置していることもあって

食欲をそそる作品です。

 

 

走れ!

 

作:群順治氏 (高岡市)

 

金沢の人たちも

「何や、あれは!」

と驚いたのが人間の脚を

モチーフした作品です。

金沢で一番の交通の要所である

香林坊交差点に設置されています。

 

 

WISDOM

 

 

作:アシュラフ・ガファー氏

  (ポーランド在住、エジプト出身)

 

金沢市役所の花時計の

近くに展示されています。

5人の顔と6つの目という

斬新かつ奇抜なアイデアの作品で、

横から見ると拳のようにも見えます。

 

 

「加賀百万石の城下町を観光するぞ!」と

意気込んできた方には

金沢駅通りはやや肩透かし

という感じがするかも!

 

どうぞカジュアルな気分で

金沢の第一歩を記してください。

 

 

「突撃探検隊・かれん」隊長より